ここで書いてあること
賃貸経営を始めてまもなくで、まだ1棟目の頃、一旦の満室からの2部屋空きとなり、私は、あせりました。
そういえば、確か、大家さんか書いた不動産賃貸の本に、管理会社との関係を構築することが大事だと、書いてあったのを思い出しました。空室対策などは、いくつもある中で、お歳暮を送れば、管理会社の覚えもめでたく、空室もたちまち埋まるだろう、と私は考えました。実際には、そんな甘いものではありませんでした。
自腹でお歳暮、お中元を贈るとよくわかるのですが、当然、電話なり、お手紙なりのお礼のお返事がくると思っていました。最初はそのお返事をいただいていたのですが、ある年のお歳暮だか、お中元だかを送った際、待てども、ついに、そんなお礼のご連絡はなかったのでした …
初の空室発生。あせる大家(→私)。なんとかしなければ…
賃貸経営を始めて間もない、まだ、1棟目を購入したばかりの頃の話です。一旦、満室になって喜んだのもつかの間、しばらくすると、2部屋が続けて空きとなりました。今、思えば、そんなにあせる必要もなかったのですが、なんとかしなければ、まずい…。 そういえば、現役大家さんか書いた不動産賃貸の本には、管理会社さんに自分の物件をよく認識してもらおう、というようなことが書いてあった、そうだ、お歳暮を贈っておこう。そう思って、その季節が近づいてきた頃、送付の手配をしたのでした。直接、管理会社さんに持参できればよかったのですが、当時は、遠方に住んでいたので、宅配便で送ったのでした。
人生で2番目にお歳暮を贈る
自分がお歳暮を送ることは、これが2番目でした。最初は、仲人さんをやっていただいた方に、自分が結婚して間もない頃に送ったことがありました。仲人さんは、当時勤務していた会社の上司の上司に当たる人でした。やがて、「もう、気を使わないでください」と言われて、送るのはやめておりました。同じ会社でにあったし、先方にとっても、ずっと、お歳暮を受け取りづらかったのでしょう。
そして、二番目になるのがこの管理会社さんでした。この管理会社さんは、よく知られた、比較的、大きい会社で、営業部門と管理部門と分かれた形になっていて、いつもやり取りするのは管理部門の担当者の人でした。営業部門の人とやり取りすることはありませんでした。今回のお歳暮を送る目的は空室対策でしたので、どっちに送るべきかわからなかったのですが、結局、コストはかかるのですが、両方の部門の2か所に送ることにしました。
はじめはお礼のお返事をいただいていた。お礼連絡を待っている私
この管理会社さんとは、結局、比較的すぐに契約解除になってしまい、お歳暮・お中元を贈った回数はそれほど多くなく、4回ほど送ったと思います。最初の頃は、すぐに、管理会社さんから、お礼の電話がかかってきていました。そして、「お歳暮ありがとうございました。」「いいですよ。(空室の件)何卒宜しくお願いします」なんて会話のやりとりをしていました。お歳暮を贈ると、世間知らずのただのサラリーマンより上のレベルの、ようやく立派な社会人になったなあ、みたいなことを思ったのでした。
贈り物を送る立場になるとわかるのですが、こちら側は
「送られた側からのお礼が当然あるべきだ」
と思っているので(思わない人もいるのかもしれませんが)、そのお礼の電話なり、お手紙・はがきなりが来るのを待っているわけです。もし、ずっと待っていても、そのお礼の連絡がない場合には
「あれ? この人(会社)こういう(礼儀のない)人なんだ…」
と、頭のどこかしらで、疑念、軽蔑のような印象を持つことになります。
やがて何も言ってこなくなった。そして、管理会社変更へ
そして、ある年、前回と同じようにお歳暮だか、お中元を、宅配便で送りました。しかし、いつまで待っても、今回はお歳暮のお礼の返事がありませんでした。そのお返事が営業部門と管理部門の両方ともなかったのでした。特に管理部門の方は、ときおり、電話で話をする機会もあるのに、お礼を言ってくれなかったように記憶しています。「(お歳暮の)お礼を言ってください」とは言えず、「ありゃー、これは…」と思ったのですが、「空室がうまれば、まあいいか…」と自分を納得させたのでした。
そして、期待していた、肝心の入居付けの方は芳しくありませんで、空室が続いていました。
…
結局、その管理会社とは契約を解消することになりました。入居がつかないから、そして、家賃を下げることだけを提案してくる、というのが、主な理由だったのですが、最も大きな理由は、このお歳暮を贈っても、お礼の返事をしてこなかったこと、ということだったのかもしれません。さすがに、「お歳暮のお礼を言ってもらえなかったんで、管理会社を替えます」とは言えませんでしたが。ちゃんと、お返事をいただいていれば、今でも、管理をお願いしていたのかもしれません。
お歳暮の使い方が間違っていました
その頃から、賃貸物件の保有数も、増えたのですが、それ以来、管理会社に空室対策のために、お歳暮を出すということは、もうしなくなりました。だいたい、こちらがお金を払っているのに、お客さんの側が贈り物を持ってくるなんて、なんだか、昔、会社で上司に部下がお歳暮を出しているとか、江戸時代に、立場の弱い町人なりが、役人に心づけを渡して、融通を利かせているような、そんな感じで、お歳暮の使い方が間違っていたように思います。
そもそも、モノを贈って、なんとか入居付けしてもらおう、なんてことが間違っていたのかもしれません。管理会社の方も「こんなお歳暮なんかもらっても、プレッシャーが増えるし、困るんだよなあ」ということだったのかもしれないです。
今は、お歳暮は管理会社さんには出していませんが、入居が決まったときなどは、贈り物を送ったりはしていますよ。
管理会社の手土産には何がふさわしいか?
今は、お歳暮は贈っていませんが、管理会社さんには、年に一回ぐらいは、手土産を持っていったり、送ったりすることがあります。入居を決めてもらったときは、担当者あてにモノを贈ります。そんなときは、いつも何をもっていくのがいいか、悩みます。大抵は、
・お菓子
・ジュース
の類が多いです。
この前は、ジュースの詰め合わせを贈りました。なるべくたくさん入っていて、自分も飲みたかったものです。しかも、高いので自分では、買って飲んだことなし。こんなやつです。 ↓
また、海苔を持って行ったこともあります。少人数向けです。
ちなみに、この増辰海苔は、とても美味しい海苔で、おススメです。
私は、お歳暮をいただいたら、もちろん、お礼のハガキを出しています ↓
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