ここに書いてあること
油圧式エレベーターがある賃貸物件の電気代（低圧電力）の低減を目的として、電子ブレーカー導入を検討しました。今回は、保有物件の配電盤に電子ブレーカーを電気工事で取り付けてもらいましたので、その様子を解説します。電子ブレーカーの導入に際して、どういうことに気をつければいいか、どういった問題がありそうなのか、きっと、皆さんが参考になる内容になっています。
現地調査から２日後に工事してもらえました。
前回のブログで書きましたように、電子ブレーカーの設置で電気代の減額がどれくらいになるかの見積もりをネオ・コーポレーションさんにしてもらいましたので、次は、工事を実施してもらうことになりました。
この電気工事ですが、たまたま日程が空いていたのか、調査してもらったすぐの、２日後に実施してもらえることになりました。こんなに早くやってもらえたのはラッキーでしたが、偶然だと思います。工事の混み具合で、もっと遅くなる場合もあると思うので、注意が必要と思います。
電子ブレーカーの電気工事の前に必要なこととは… → エレベーター停止と断水となります
さて、電子ブレーカーの工事に先立ち、準備が必要です。電子ブレーカー設置の電気工事の際に、低圧電力を一時的に止める、つまり、停電が必要になります。
当保有物件の場合、低圧電力が停電すると止まるものは、エレベーターと給水ポンプですので、エレベーターと水が使えなくなります。ですので、あらかじめ入居者様に通知しておかないといけません。今回の場合は、この停電と断水のお知らせを、掲示板とエレベーターのところに貼っておきました。また、管理会社さんにも事前に通知しておきました。
工事自体は１時間程度で完了しました。
さて、この電気工事自体は１時間ほどで完了しました。結局、40分程度、停電が必要でした。当初、20分程度の停電と聞いていたので、停電案内には、もっと長めに書いておかないといけなかったなあと反省してます。
工事は、特に問題はありませんでした。ちなみに、停電を開始する直前に、同社の作業の方が、エレベーター管理会社さんには停電する旨を連絡をしていました。これは、エレベーターによっては、停電が発生すると管理会社に自動的に連絡がいくようになっているものがあって、トラブルになる場合もあるからだそうです。
心配していたのは、停電後にエレベーターがちゃんと動くのか、を心配していました。油圧式エレベーターなので、停電でオイル槽のヒーターが切れるので、オイルが冷め、すぐに立ち上がらないというような不具合が起こる、なんてことを想像していましたが、全く問題ありませんでした。あー、よかった。
これが、取り付けた電子ブレーカーです！
電気工事前後の配電盤の中の様子を示します。電力計の直下に電子プレーカーを直列に入れています。
配電盤には比較的余裕のスペースがあったので、そのまま、電子ブレーカーを配電盤に収めることができました。そして、これが、設置した電子プレーカーです。
中央に４つのＬＥＤランプがあります。一番左の緑のランプが動作中を示すものです。他の３つのランプは、流れる電流値の大きさで、それぞれが点灯します。
電子ブレーカーの取り付けで問題になることとは？
工事した後になってしまいましたが、私も思っていた、電子ブレーカー導入で、「こんなことが問題になるんじゃないか？」ということと、ネオ・コーポレーションさんんに聞いたその回答を書いてみます。
電子ブレーカー設置について… ↓
・エレベーター管理会社に連絡する必要があるか？ → 不要
・電力会社が嫌がるか → Ｎｏ。規格、法律に則った装置であり問題ない。
・電力会社に申請する必要があるか → イエス。ネオ・コーポレーションがやってくれます。
・停電するようなことが起こりやすくなる？ → 規格、法律に則った装置でありそんなことはありえない。
・何か、不法な装置なのではないか？ → 規格、法律に則った装置でありそんなことはありえない。
この辺のことは、ネオ・コーポレーションのホームページに記載がありますので、参考にしてみてください。
工事が無事終わりましたので、あとは、次月以降、実際に電気代が下がったことを確認する予定です。
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