ここに書いてあること
賃貸物件への電子ブレーカー導入で、果たしてどれくらいのコストカット効果があるのか、を整理しています。多くの機械設備があるような工場などとは違って、賃貸物件では導入されている機械設備はわずかなこともあって、電子ブレーカー導入をしても、劇的な、電気代低減は期待できないのですが、それでも、コストカットは可能なので、有効な方法と言えるでしょう。ぜひ、導入しておきたい手法の一つです。
電子ブレーカーが効果を発揮する、賃貸物件の設備とは?
別の記事で書こうと思っていますが、電子ブレーカーが、低圧電力の電気代を低減できる仕組みは、ざっと、以下のようになります。
- 短時間だけ動作し、その動作を繰り返すような設備では、電子ブレーカー導入で、低圧電力の契約電力を下げられる。例えば、モーター、放電設備等が該当する。
- 低圧電力の契約電力を下げられるので、基本料金が下がる。その下がった分について電気代を低減できる(設備導入費用は別途必要)
- 低圧電力で、長時間、あるいは、常時、電気を使用している場合、同契約電力を下げることは困難で、基本料金を下げられないので、電子ブレーカーのメリットを受けられない。例えば、照明、ヒーター等が該当する。
したがって、賃貸物件で、上記の1.に該当するものは、以下のものぐらいでしょう。
- エレベーター(ロープ式、油圧式)
- 給水ポンプ
- 機械式の駐車場設備
賃貸物件では、大きな機械設備は、工場のように多くなく、既に決まったものしかありません。
電子ブレーカーによる、電気代低減効果は、いくらなのか?
電子ブレーカーによる、電気代低減効果は、当然、賃貸物件の規模(=機械が使用している電力量)によって変わってきます。賃貸物件では、もともと、共用部には、派手に、電力を使うような設備があまりないので、それほど電気代の低減は期待できないというのが、正直なところです。
事前に、電子ブレーカーの会社のネオ・コーポレーションさんの試算(私の保有物件の場合)によれば、1棟当たり、月~5千円程度の電気代低減ができそうだということでした。(設備導入費用は別途必要)
小生が、エレベーター+給水ポンプのある賃貸物件(15から25部屋程度のもの)への電子ブレーカー導入を行っていますので、詳細は、そちらの報告をみていただきたいです。
ネオ・コーポレーションさんによる、電子ブレーカー導入は、初期費用ゼロ円で行えるので、とてもおススメです。電子ブレーカーが導入できるかどうかの現地調査、見積もりも無料でやってもらえるので、上記のリンクから、申込みしてみてください。
すでに、私の記事で報告してますように、賃貸物件への電子ブレーカー導入は、可能であることはわかっているので、気軽に申込みされるといいでしょう。
コストカットを地道に積み重ねていきましょう!
小生の記事をみてお分かりのように、設備導入費用を考慮すると電子ブレーカーの、電気代低減効果は、月数千円ぐらいとなってしまいます。そんなんなら、たとえば、
「銀行の融資の金利を引き下げてもらう額の方が、ずっと大きいじゃないか?」
とがっかりされた方もおられるかもしれません。確かにそうなのですが、この程度でも、私はかなりのコストカットができた、と考えています。なぜなら、電子ブレーカーを入れなかったら、みすみす、垂れ流してしまっているお金になっていて、大変もったいないと思うからです。大家さんは、銀行への金利交渉もやったらいいし、多くのこのような地道な努力を積み重ねていってもらって、キャッシュをためていきたいものです。
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